子供たちの英検受験記

春に小4の娘が5級に合格した。
この秋には、娘は4級に、小1の息子を5級に挑戦させることにした。
もちろん本人たちの希望だ。

4級となると過去/未来形、Can以外の助動詞、動詞と前置詞の組み合わせによる熟語を問う設問が大幅に増える他、長文読解問題(そんなに長くないが)が出題される。

教えるのは自分なりに確信を持っているやり方があるので、あんまり悩まなかったのだが、子供たちの勉強時間確保とモチベーションの維持に悩まされた。

娘:
先日5級に一発で合格したという成功体験があるから、少しやる気がある。
ただ、本人の性質に起因して学校の宿題(漢字、音読、計算)が全然終わらずに夜中まで引っ張るタイプなので、先に英検の勉強をやらないと英検をやる時間が取れなくなってしまうのが難点。

息子:
問題は息子で週3でサッカー、週1で体操教室と水泳とECCジュニアをやっていて忙しい。サッカーの練習後に英検の勉強をしようとしても、疲れてあくび連発で、全然頭が回ってないようなので英語をやろうとしても時間の無駄である。朝は朝で起きないし。
なので、こちらもサッカーの練習や水泳の前の、わずかな時間にやるしかないのである。

 

よってふたりとも、学校から帰ってすぐ捕まえて英検をさせるが最も良作なのだが、いかんせんその時間帯だとまだ私は仕事中だ。在宅中心のため、物理的に家に居ることが多いので、なんとか過去問を解かせている間に自分は仕事をするなど工夫して両立しないといけない。

試験前の最後の週は、本当に毎日、時間を計って過去問題を本番の様な雰囲気の中でやらせた。およそ8回分だ。自分が小学生だったら間違いなく嫌だろう。そこは本気で嫌がっていたが、「今頑張って受かるのと、今サボって落ちるのどっちがいい!?」というくだりを何度となく繰り返した。

ただ、採点をしていると自分が教えたことがしっかり身についていたり、前回ミスったところを覚えていて今回はリカバー出来ていたりするのを見ると、私も嬉しくなって、褒めちぎってしまったり、努力が点数にも表れていたので本人たちも気をよくして行ったようである。

また、点数があがっていけるように模擬試験の度に間違った理由を本人と一緒に深堀りし、弱点補強の講義を打つ、というのを毎日やっていたがこれもキツかった。本人たちは最初の頃は「何でここ間違ったと思う?」と聞かれると何か怒られている気がするのか、身を固くしていたのだが、段々と失敗を深堀りする意義を理解していってくれたようである。他の勉強やスポーツに活かしてくれたらいいな。

本番の日は、4級は朝から、5級は午後からと、同じ会場で実施され、両方付き添って疲れたが、何とか及第点に載せてくれたようである。(多分)お疲れさまでした。

 

娘は次は3級というようなことも口にしていたが、3級は次元の違う難しさである。でもパパ付き合うぞ。