子供の英検５級挑戦をサポートする

長女（小４）が１か月半ほどの勉強を経て、
英検５級に合格してくれた。

学校では中々手も挙げず、主張しないタイプであるが
何か自信が持てる分野を作ってあげたいという思いで
受験を勧めたところ、英語は好きだからということで快諾。

最初は英検のWebサイトから過去問をDLして見せてみたが、
そもそも単語が読めないことに驚いた。
This is an apple. という文を聞き取れるし、言えるが、
文字で見せられるとThisという単語が読めないのだ。
まずはそこからか～･･と出発点を確認。

単語帳を作成し、朝と夕方に音読させて意味も確認させる。
勿論、自分からはやらないのでこちらから声をかける。
そのとき学校の宿題が終わっていなかったりするのだが、
それを待っていたら英検の時間が取れなくなると気づいた。
それからは時間を決め、他のことをやっていても止めさせ、
私の仕事部屋に招き入れて集中してやらせた。すると単語の
200個くらいは２週間ほどで簡単に入ってしまうので驚いた。

次は英検のテキストを買って、一日２単元ずつ進もうと説明。
29単元あったので試験の日程から見て、２周くらいするのは
余裕であるように思えた。
が、やはり学校の宿題をやらずに夜まで遊んでしまうので
私も夜まで仕事があったりすると勉強ができない日が続いた。
しかたがないのでテキストを裁断してコピーし、
ジッパー付きのビニール袋に入れ、お風呂に持ち込んだ。
お風呂では大した玩具もなく、集中力を奪う弟もいないので
マンツーマンの講義は捗った。

　←御覧の通り興味を引く工夫も。

テキストを１周したころに理解度確認として、模擬テストを
やらせてみたところ思ったより理解度が高かったので、
２周目をやるよりは模擬テストと弱点補強を交互にやるという
方針に切り替えた。

同時に、言語学習は耳慣れ・口慣れが非常に重要であるので
重要構文、重要単語、主要な前置詞の詰まった英文を
例題や模擬テストから抽出してプリントにして
これもお風呂に持ち込んで、毎回音読させるようにした。
中々スラスラ読めるようにならず、苦労していたように思う。
ただ、疑問形、WH句の使い方、前置詞の使い方などは
体で覚えるもんだ！と思っている為、淀みなく読めるように
なるまで結構厳しく指導した。

上記が一通り終わったころに、過去問集を買って解いてみると
初回からリーディングもヒアリングも合格点を超えている。
ヒアリングは満点近く、本人も退屈そうだったので
リーディングの勉強だけに絞った。
リーディングではやはり音読の効果を感じることができた。
listenの後にくる前置詞を４択で問う問題などは、お風呂で
何度も「listen to ～」と読んだのを口が覚えているのだ。
頭の中で口に出してみて「これ言ったことある」と思ったら
それが正解だよ、というようなことをアドバイスした。
５級レベルだとこれで通用するだろう。

過去問を６回分こなして満を持して試験当日。
会場はママの母校だったので運命的なものを感じる。

試験場の教室に入ったら、大混雑していた。
受験者一人につき保護者一人ついていいのだが、そのせいで
人口密度がえらいことになっていた。
自分たちのいた教室だけかもしれないが９割が女の子だった。
そして小２～４が多い。うちの小４は全然早くないんだね。
本人は特段緊張するでもなく落ち着いてそうだったので
軽く励まして１時間外で待っていた。

１時間後出てきたのは比較的晴れやかな表情。
どうだった？と聞くと、「う～ん、ほとんどできたと思う」
とのこと。よかった、よかった。
電車の中でリーディングの答え合わせをやったが、
誤答は２問で、内容的にもまぁこれはしょうがないわなと
思える内容だった。

で、一昨日合格発表を一緒に見てママにいっぱい褒められる。
本人にとっても初めての資格取得で嬉しそう。
４級はどうしますか？と改めて聞いたところ「やる！」と。
小１の弟にも英検５級から取らせたいのでちょっと面倒だが
同じようなやり方で頑張ってやっていきたいと思う。