10年後に食える仕事、食えない仕事


自分が10年後やばい、と思ってこの本を読んだわけではない。


日本人じゃない人でもできるような仕事であれば外国人がやって、
サービスの料金が安くなるのであれば、それは賛成だなーと思っている。
10年後には食えない仕事って確実にあるだろうなーと思っていたので、
ある程度の予想を立ててこの本を開いたら概ねイメージ通りであった。


著者の提唱するグローバル化時代の職業マップ

1.グローカル・・・日本市場向けの高度専門職(医師、弁護士、マーケッター、SE)
2.無国籍ジャングル・・・国籍関係なし(経営者、パイロット、スポーツ選手)
3.ジャパンプレミアム・・・日本人でないと出来ない仕事(公務員、営業マン)
4.重力の世界・・・外国人に取って代わられる仕事


プログラマだとやっぱりオフショアに取って代わられるので4らしいが、
日本のお客さん向けのシステム開発の企画や設計が出来る人は1だそうだ。
ちょっと安心。


また、ITエンジニアの10年後の生き残り方として提示されていたのは以下。
テスター、コーダーはもちろんのこと、インフラ技術者は重力の世界の住人らしい。
インフラこそ本当の技術職、高尚なイメージであったが、
考えてみりゃインフラ技術は世界共通だもんな。
ITエンジニアの世界ではイノベーター以外のトッププレイヤーはやっぱPMだろう
と思っていたが、ちょっと違くて、英語力とPMスキルを併せ持ち、
複数の国のマーケットでサービスのシナジーを図れる「ブリッジマネージャ」
なのだという。(そうなりゃ一本確実とも)
PMに通訳つけても円滑なコミュニケーションは生まれないばかりか、
人的コストが倍掛かるので、ブリッジマネージャの価値は極めて高い。


さすがに最近、仕事をしてても「英語いける?」と聞かれる機会も増えたし、
グローバル化の波に飲まれないためには英語大事だよね。
とりあえずブリッジマネージャ目指そう。