アヒルと鴨のコインロッカー

ビジネス書と小説を半分くらいの割合で読んでいるが、
小説の書評はどうも自信がなく書けない。
書いたとしても要約になってしまう。


以前、後輩に「クライマーズハイ」を借りて読んだときに感動して
少し書いてみたのだがあまりにも駄文で消してしまった。


だが、それでも読み終わった感動を残しておきたい本に出会った。



読書家の先輩と飛行機のシートが隣り合わせになったときに、
どんな本を読んでいるか話しているうちに伊坂幸太郎の話題になり
私が以前購入して少しだけ読んで複雑な物語の構成に飽きて
積んであったこの本を先輩はこう評した。
「あのラストのどんでん返しは驚くよな〜」


帰ってからすぐに本の段ボール箱から引っ張り出してきて1日で読みきった。
どんでん返しってなによっていうことが気になって仕方なかった。


現在の話と、2年前の話が、10ページづつおきに細切れに語られる。
それが段々と絡み合っていき、ラスト全ての伏線が回収されたときの
カタルシスといったら・・・。ユージュアル・サスペクツを観て以来だ。


Amazonのレビューで「映像化不可能!」というのがあったが、
まさにその通り!


しかし、2007年に映画化されてしまった。
どうやって表現したんだろうか、是非観てみたい!