伊坂コンプリート

昨年末、先輩から「アヒルと鴨のコインロッカー」を薦められてから、
伊坂幸太郎という売れっ子ミステリー作家の本を続けて読んできたが、
ついに本日、最新まで16冊をコンプリートすることができた。


伊坂さんの作品にはそれぞれの作品間に少しづつ関連があって、
前の作品の人物などがチョイ役で出てきたりするのが面白い。
また、仙台が地元ということで作品の舞台のほとんどが仙台だ。
仙台のファンはとても誇らしいだろうし、嬉しいだろう。


そして、伊坂作品の最大の特徴は序盤には全然関係なかったエピソード同士が
後半に差し掛かるにつれ激しく絡み合い、全ての伏線を消化するまで爆走することだ。
伊坂さんのファンはそのカタルシスにハマるわけだ。もちろん僕も。
プロット構成は、村上春樹の「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」の影響だろうか。


娯楽小説としては一級品だと思う。


オススメトップ3は★


【ヨンダーリスト】
オーデュボンの祈り
ラッシュライフ
重力ピエロ
アヒルと鴨のコインロッカー
チルドレン
グラスホッパー
死神の精度
魔王
砂漠★
陽気なギャングが地球を回す
終末のフール
陽気なギャングの日常と襲撃
フィッシュストーリー
ゴールデンスランバー
モダンタイムス
あるキング


伊坂幸太郎の単行本リスト