システムアーキテクト午前Ⅱ対策メモ

◎システム戦略とシステム企画
バランススコアカード
企業の最終目標を達成するために、財務、顧客、内部業務プロセス、学習と成長の
「4つの視点」から検討し、ビジネス改革のためのシナリオを可視化する。
KPI:業績評価指標、KGI:企業の最終目標
■デシジョンツリー:
問題に対して、意思決定を行った結果がどうなるか分析する手法。
■ベンチマーキング:
自社と競合他社とのギャップを分析し、そのギャップを解消していく経営手法。
コアコンピタンス
企業競争力の源泉を見極め、自社独自の技術やスキルを強化する経営手法。
SWOT分析
競争環境における機会・脅威と事業の強み・弱みを分析する。
Strengths, Weaknesses, Opportunities, Threats
エンタープライズアーキテクチャ
既存の業務と情報システムの全体像及び将来の目標を明示することによって、
ITガバナンスを強化し、経営の支店からIT投資効果を高める。
デルファイ法
専門家に対するアンケートによって予測、意見を収束させる手法。
CMMI
プロセス成熟度モデルを使って、プロセスの改善を図る。
Capability性能 Maturity成熟度 Model

◎要件定義
RFP(Request For Proposal)
ベンダが、ユーザ要求を分析して、提案書を作成するために用いる文書である。
■システムの信頼性=故障のしにくさ(稼働率)
■システムの安全性=個人データの扱いにおいてJISQ15001:2006をの要求を遵守する
災害による障害対策やセキュリティ対策など
■システムの操作性=使い勝手のよいインターフェース
■システムの拡張性=システムの利用量増加に柔軟に対応できる
■データ名称の標準化
データの一貫性や完全性を維持できるようにする
同じデータ項目に異なる名称をつけたりしない⇒命名規則を配布する
■IDEF(Integration DEFinition定義 methods)統合化定義方法論
複雑な対象を簡明かつ正確に分析、理解、合意するためにある設計手法パック
■機能要件
業務要件を実現するための業務システムや、その業務システムが稼動する
システム基盤に実装すべきシステム機能に関する要件のことである。
「システム制約は非機能要件」▲いまいち飲み込めていない
■静的拡張性=サーバ増設余地、メモリの空きスロット、pkgの機能拡張性
■動的拡張性=サーバへのアクセス量に応じて業務プロセス数を自動で増やせる等
■業務のあるべき姿
経営目標の達成に必要な業務機能を定義し、体系化したもの
■業務モデルとはビジネスモデルとデータクラスを関連付けること
ビジネスモデル=本来あるべき業務機能を定義したもの
データクラス=業務機能で使用するデータをユーザーの視点でまとめたもの
■現行物理モデル=既存のシステムとDBの関係を定義したりしたもの
■プロセス中心アプローチ(実現したい機能からシステムを組み上げる)
■データ中心アプローチ(データ項目、ファイル設計から行う手法)
オブジェクト指向アプローチ(必要になるクラスやメソッドを中心に考える)

◎システム機能設計
■システムの機能設計では、DFDなどのソフトウェア要求モデルで表記された
機能要件に基づき、業務機能階層、業務フロー、業務プロセスごとの業務機能や
データフローなどを段階的に詳細化し、データの流れや機能間の関係を明確に
して機能仕様書にまとめる
■外部インターフェース設計
システム間の接続におけるデータ連携、処理連携、接続性能、セキュリティ
などを含む設計を行う
■論理設計
制約の定義、テーブル設計、アプリケーションとデータベースの関連の検討
レプリケーション
レプリケーションとは、あるデータベースから別のデータベースにデータや
データベース オブジェクトをコピーおよび配布し、それらのデータベースを
同期させて一貫性を保つための一連のテクノロジ。
ディレクトリサービス
分散コンピューティング環境において、リソースの名称や存在場所を
統合的に管理し、透過的なプログラム呼び出しを可能にするサービス
コンポーネントウェア
標準仕様に基づいた再利用可能なソフト部品を組み合わせて、
アプリケーションを開発する手法,またはこうした開発手法が使える
プログラミング・ツールのこと。
■モジュールの制御範囲
対象モジュールとその下位モジュール
■データベースの関係モデルと階層モデル
関係モデル:RDB
階層モデル:会社の組織図みたいな木構造、子に対する親はひとつだけ

◎システム方式設計
■全般統制
複数の業務システムが稼動するシステム基盤に整備すべき内部統制
ネットワーク基盤のセキュリティ方式の設計など
■可用性:システムの壊れにくさのこと。
■対策
保守性:ドキュメンテーションの完備
フールプルーフ:入力時のフィールド検査
信頼性:バックアップリカバリ手順の確立
データ入力の重複排除:取引記録と入力データの照合
■フェールオーバー:機器の故障を検知して自動で代替機能に引き継ぐこと
■フェールセーフ:障害発生時に安全な方向に作動するよう制御すること
フェールソフト:障害発生時に処理力が低下しても稼動を継続すること
■フォールトトレランス:冗長構成によって障害発生時も高信頼性を保つ

システム開発
■構成管理は成果物の一貫性を確立、維持するためのもの
ツールの導入は必須ではない
ラウンドロビン
レビューに参加したメンバーが持ち回りでレビューの責任者を務め、
全体のレビューを遂行していく
■インスペクション(ウォークスルーとの違いはログを取るところ)
レビューの目的を明確に決めて資料を事前に配布し、レビューの
責任者を置いて一同に会してレビューする、エラーログは取る
■コードインスペクション
プログラムの机上デバッグによるバグ検出
■共通フレーム2007の構成管理プロセスの手順
プロセス開始の準備
構成識別
構成状況の記録
構成評価
リリース管理及び出荷