国税記者 実録マルサの世界
脱税をどうやって見つけるのか?ということを知りたく手に取った本。
具体的にどこをどうチェックしているのかについては掘り下げられていなかったが、どんな組織がチェックしているのかについてがよくわかった。
また、手口についても詳しく、脱税は大きく三つの手口があるという。
1. 収入を別のところに付け替えて除外、2. 経費水増し・架空計上、3. その両方
平成にあった主な脱税事件の経緯について記されており、様々なパターンがあるということに驚いた。
大光事件においてキヤノンが斡旋料として支払った裏金は、70%の高税を払ってまで使途秘匿金として処理したとあったが、使途秘匿金なんていう勘定があることが驚きだし、それってほぼ脱税案件に繋がるんじゃないのって思ってしまう。この辺りももう少し勉強していきたいと思った。
あと、ナサケとかミノリとかなぜ隠語が多い?
例えばシステム業界であったら略称はあれど、隠語はないような気がするけど。。