グーグルに依存し、アマゾンを真似るバカ企業


夏野さんと言えばi-modeの産みの親、一瞬だけ板倉さんのハイパーネットに在籍し
危険を察知して倒産前に脱出した人でもある。


その夏野さんの過激なタイトルの本だ。読んでみてやっぱりというか、
タイトルは釣りだった。内容はweb進化論に代表されるような最近のweb事情という感じ。
結局、著者の言う日本企業がバカな点はどこだったのか強調されていたわけでは
無かったので頑張って抜き出してみた。


外資系が提供する大人気サービスを何の付加価値も付けずにそのまま模倣する点
(良い例:ニコ動(自慢))

・食い合い(カニバライゼーション)を気にして、web価格と店舗価格を同じにする点
(まぁそれは徐々に日本企業も理解しつつあるが、デジタルコンテンツ系がまだ全然ダメ)

・企業トップに現場感がなく、市場に求められているものが見えていない点
iphoneなどはジョブズが先頭に立って、開発を指揮し、売り込んでいる)


要するに自分が現役なうちは従来のビジネスのやり方で食っていけると思っている
老害がトップを降りない限りはダメだということかな。webは進化が速い。
かといって、webに対して構える必要は無く、舐めすぎず、難しく考えすぎず、
ユーザー視点でリアルビジネスと同じことをやればいいのだと言っている。


当たり前なことばかり言ってるが、ホントにその通り。
やっぱ自分もネット時代の人間として、ネットの世界で勝負したいなぁと思う。