やる夫が徳川家康になるようです

最近、観光で日本三名城・熊本城に行ってからというもの、
熊本城主の加藤清正ってどういう武将だったんだ?
というところを発端として戦国時代の歴史に没頭している。


やる夫が徳川家康になるようです
http://ansokuwww.blog50.fc2.com/blog-entry-114.html


その流れで上記の2chスレ(全35話)を見たが、ハマりにハマった。
史実からは読み取れない当人たちの思惑、感情を空想して楽しむのは
歴史好きな人にとって歴史を学ぶ最大の醍醐味の一つとなっているが、
このスレの作者はまさにそれを展開してくれている。
当時の倫理観、宗教観、常識などの豊富なサブ知識による解説で、
私が今まで持っていた知識が線で繋がって一本になったようだ。


やる夫家康を読んで一番心に残ったことは、
この時代は武将=政治家であり、大義名分を掲げなければ家来は
ついて来ないということ。
織田信長を討ち取った明智光秀には誰もついてこなかった。
関が原の戦いは天下人の嫡男である幼い豊臣秀頼を擁立する権利を
徳川家康、石田光成で争ったものだった。当然、それは建前であり、
本音は秀頼はあとで始末し、自身が天下人になるのが目的であった。
信長、秀吉、家康の3人とも「天下を平定すること」を目的として
戦ってきたが、それ自体が大義名分である。


ただの力と力のぶつかり合いではなく、知略や陰謀や忠義心など
様々な感情が渦巻いている戦国時代は面白い!
今回は特に、徳川四天王本多忠勝(無双の猛将)の無双っぷりや、
家老の石川数正(参謀)と家康との友情が熱かった。


今後も戦国時代ものをもっと読み耽ってみたいと思っている。